日記 2021年

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2021年1月1日 元旦

新年あけましておめでとうございます。今年もこの「けんけんしーま」を何卒よろしくお願いします。

2020年はコロナで始まり大変な1年でした。ワクチンは出来たものの、収束にはもう少し時間が掛かりそうです。約100年前、第一次世界大戦末期、スペイン風邪が流行しました。全世界で5億人(当時の人口の27%)が感染し、3000万人前後が亡くなったと言われます。一方2021年1月1日現在、コロナの世界感染者は8200万人で死者は180万人です。100年前に比べれば、全然いいですが、100年前のマスクしている人々の写真を見ると、対策は現在とさほど変わらないんだなと呆然…人類は意外ともろい存在なのだと思い知らされます。しかし今後人工知能の登場で医療分野でも目覚ましい発展が期待でき、すべてのウイルスに効果のある特効薬が開発されると言われています。夢の薬ですね。今年ワクチン摂取も始まり、収束までもうちょっとの辛抱です。マスク、手洗い、消毒、密を避けるで乗り切って行きましょう。

2020年の出来事

コロナ:2019年末より世界へ感染拡大

イギリスのEU離脱:国民投票から4年経て離脱。移民政策、経済政策など他のヨーロッパ諸国との考えの違いが原因。はっきり書くと国益の為。移民流入も制御したいし、国内産業も守りたいし…

鬼滅の刃大ヒット:見たいなと思いながらまだ見れていません。竹を咥えた女のコとお兄ちゃんの鬼退治の話。お兄ちゃん頑張れ!

パラサイトアカデミー賞受賞:私、意外と韓国映画好きです

香港民主活動家ら収監:香港国家安全維持法施行により、取締り強化される。周庭さん、絶対に負けるな!

アルメニア-アゼルバイジャン大規模戦闘: ドローンを使った最新の戦術。今後の戦闘のあり方に一石を投じました。

ホラー映画について、来る~

2020/1/17

たまに映画見ますが、見に行く基準としてはやっぱり迫力満点のSFとかアクションとかが多いかな。(中身は子供ですみません)ホラー物も見ますが、見る基準は戦える相手かどうか。ゾンビだってモンスターだって宇宙人だって大歓迎であります。ああ、これなら勝てる!これはちょっと駐屯地から一個小隊借りてくるかなどと勝手に妄想を膨らますのが好き。ターミネーターは、シュワちゃんには悪いけど負ける気がしない。(一個小隊拝借)でもターミネーター2のあの液体金属ロボは流石にまずいですね。米軍総動員しても勝てないのでは?っていうか、あの技術がありながら、なんで一般人に化けているの!普通に大統領か軍のトップに化けるべき。っていうか映画の最初から壁か床に化けてジッと待つべきと思った方は少なくないはず。

(出典:来る制作委員会)

小さい頃テレビで見たエイリアンはもう、ずっと怖すぎて夜トイレに行けなかった。でも大丈夫。自衛隊のが強い。リングは駄目、もうテレビ消しても怖くて画面が見れない。すみません、何を書いているのか混乱してきました。子供の頃みたゾンビ映画は大丈夫。こう逃げてこうやって、ここ登ってこう脱出するから大丈夫。って思っていたのもつかの間、最近彼ら走ってません?走ってますよねえ。ねえ。なんか壁よじ登ってるし…。ミッション・インポッシブルか!まあいい。陸自駐屯地からヘリ来てもらうか…

幽霊や、怨霊ものの映画はさすがに苦手だったけど、レンタルで借りて見た「来る」は非常に面白かった。ネタバレしますので、まだ見てない人は、すぐにレンタルしてね!以下ネタバレです。

(出典:来る制作委員会)

「来る」の最後の戦闘シーンのすごいことすごいこと。敵は最後まで姿を現さないんですが、「あれが来る」と表現されます。怨霊物は昔で言えばエクソシストです。神父さんがお祈りで悪霊を払うのですが、まあそういう流れだろうなと思っていたら、その規模がとんでもない。沖縄のシャーマン(松たか子)を筆頭に日本中の祈祷師やら、霊媒師が東京のマンション前に集結し、戦闘(祈祷)を開始します。最後には大半の霊媒師がやられてしまいます。松たか子は助かったのか?っていう感じですが、あんな戦闘シーンは、はじめて見ました。祈祷師役の柴田理恵のカッコいいことこの上ない。片腕ひきちぎられている状態で祈祷している姿は圧巻。

(出典:来る制作委員会)

主演は岡田准一さん。「永遠の0」以降岡田さんの事は岡田先生と勝手に呼んでいます。「先生、今回もすばらしい演技でした」まあ取り敢えずおすすめです。

出典:「来る」製作委員会、シネマトゥデイ

地政学って何???むむむ・・・

20210607

(出典:新星出版社:地政学)

軍事を語る上で避けてはいけないということで、「地政学」をすこ~しかじってみようと「地政学サクッとわかるビジネス教養」を読んでみました。地政学というとなんか難しそうな感じですが、地理と政治を合わせたような学問分野とでもいいますか・・・世界史を勉強した方がいいのかなと思いがちですが、地政学のプロになれば、地図を見るだけで、世界の動きが読めるようになるとか、ならないとか・・・簡単に言うと、この要所を抑えれば、この地域を支配できるよねっていうことです。国の国境は長いですのでその全てに兵士を配置できるほど余裕のある国はありません。そこで隣国が攻めてくるであろう地域や場所に適切な人数の兵士を配置して国として防備を固めるわけです。江戸時代の関所もよく考えられたうまい位置に配置してあるのです。日本は海に囲まれている島国です。大陸の国境を接している国々と比べてかなり恵まれている状況にあると言えます。戦国時代を経て江戸末期の内乱を経て、国として一つにまとまれば、あとは海の向こうの外敵に目を向ければいいわけです。国の発展のために海軍力を強化している国家をシーパワー国家と言います。日本やアメリカなど・・・逆にロシア、ドイツなどのように陸地で他国と接している国、国の発展のためには陸上の活用が重要で陸軍力を強化している国をランドパワー国家と言います。中国はずっとランドパワー国家でしたが、現在は海洋進出を盛んに行っています。それができるようになったのも、国境を接している国々とも国境を確定させて、陸地でのもめ事が減ってきており、戦車を買うお金を海軍力に回すことができるようになったからとも言えます。ドイツは四方を敵に囲まれている為、生き残るための戦略として殲滅戦理論が支配的な考え方であった。その殲滅戦理論の最後の戦いが電撃戦であるポーランド侵攻だったと言われます。国の形や地形で、争いが起きやすかったり、防備が比較的楽であったり、殲滅しなければ生き残れないというような考えに至るまで、説明することができるようです。地政学恐るべし。

国も生き物???地政学基本概念調べてみたよ

20210608

拡大したり、縮小したり、まれに消滅したり・・・国も生き物みたいですね。細菌をシャーレの中で培養しているみたいです。シャーレが世界です。強い菌がいたらそこを避けるように広がろうとして、抑え込まれたり、隅の方へ追いやられたりします。人の心も一緒です。強気に出たり、弱気になったり・・・たまにぶつかって、泣いて笑って・・・駄目なことはダメだって言わないと相手はいつまでも膨張します。それは至極当然なことで、何も言わず笑ってへらへらしてたら、相手だって、なんだいいのかって思っちゃう。知らぬ間にいつの間にか大きく包囲されてて、どうしようもない状態へ・・・地政学で物事を考える場合、良い悪いで見ようとすると理解ができません。相手がこういう動きをするのは、そこに力の空白があるから、パワーバランスが崩れているから当然であるという見方をすると理解しやすくなります。先程のシャーレの中の細菌にいくらお前は悪い奴だと言っても、気にもせず広がり続けるでしょう。相手を飲み込むのは、そこに弱い奴がいるからです。それで弱い方としては、やられないように全力で考え行動しなければならないわけです。

コントロール:現在、世界覇権は米国で、世界をコントロールしているとも言えます。自国を優位な状況に置きながら、相手国をコントロールしていきます。

バランスオブパワー:やはり1番手は2番手が力をつけてくると、邪魔をしたくなるものです。3番手と手を組み2番手の足を引っ張らせ、2位以下の均衡を図ろうとする。以前の大英帝国が伸びてきたドイツの国力を削ぐために周辺国を支援した。

チョークポイント:大規模物流の中心である海路、そのルート上の重要な関所に当たる場所のこと。世界の主要なチョークポイント:マラッカ海峡、パナマ運河、ホルムズ海峡、スエズ運河など。貿易するうえで必ずと言っていいほど通る場所。

ランドパワー:ロシア、フランス、ドイツなど。陸で接している国が多く、その防衛のために、陸軍力に力を入れている国家。国の発展のためには、陸路が重要。

シーパワー:アメリカ、イギリス、日本など。地政学的に島国とみなされる国家。国の発展には海路が重要で、海軍力に力を入れている国家。

ハートランド:ユーラシア大陸の心臓部、現在のロシアあたり。寒冷地帯。当然ここの人たちは港が欲しくて、さらには冬でも凍らない不凍港を求めて南下したいという思いがあります。

リムランド:主にユーラシア大陸の海岸線に沿った沿岸部のこと。温暖で雨量も多く、経済活動も盛ん。

拠点:米軍の拠点:米海軍横須賀基地、沖縄米軍基地、ディエゴガルシア米軍基地、ジプチ共和国、ラムシュタイン米軍基地など。

(参照:新星出版社 地政学)

(出典:ウィキペディア)

アルフレッドセイヤ‐マハン

稲童掩体壕見てきた!築城基地周辺

20210711

築城基地周辺散策。旧築城海軍航空隊基地が今でいう築城基地となります。この周辺にはこういった掩体壕や地下施設等の戦争遺構がいくつも残っています。築城基地から少し離れたところにありました。稲童1号掩体壕。こんなに大きい掩体壕は初めて見ました。通常空襲から飛行機を守るための壕なのですが、戦闘機用というより、陸上爆撃機「銀河」、「一式陸上攻撃機」などの中型軍用機用として作られたようです。中には入れません。でもここまで大きい掩体壕がきれいな状態で保存されています。もう本当にすぐそこに当時の兵隊さんや、住民がいるような感覚になります。この辺りは築城基地周辺の稲童地区と言います。

(行橋市HPより)

銀河や一式陸上攻撃機は、プロペラが二つ付いている双発機となります。一式陸上攻撃機は三菱重工が2435機製造し、その後継機として銀河が1102機、製造されました。双発機ですので、戦闘機と比べて機体が大きくなります。

中には入れません。この掩体壕は有蓋掩体壕と言われ、屋根付きですが、このほかに無蓋掩体壕と言われる、コノ字型の壁を作っただけの掩体壕もあります。上には草木を被せてカモフラージュするんです。やっぱりコストの問題かな・・・

この広場には、稲同地区が空襲を受けた時の機銃掃射の跡がのこった壁も移設され展示しています。この辺り京築地区は北九州市などの大都市攻撃の際にたびたび空襲に見舞われたそうです。1945年8月7日の空襲では37名の飛行訓練生のほか多くの兵士、民間人に死傷者が出ました。

稲童1号掩体壕から少し離れていますが、もう一つ、海近くの掩体壕へ行ってみました。掩体壕あまりにもデカくて、どこが掩体壕が分からず、真下でしばらく探していました。トラックあるし、工事関係の道具あるし、どこかな~ってスマホ片手に探し回ってましたよ。ほんとに・・・

参照:西日本新聞、行橋市HP

朝礼 朝の一言 あおり運転 20211020

えー、朝の一言ですが、あおり運転なのですが、前から来る場合もあれば、後ろからせっつかれる場合もあり、大変悪質な行為です。118年前にも日露であおり運転がありました。イタリアで作られた日新と春日という装甲巡洋艦を日本まで運んでくるわけですが、ロシアのオスラービアという軍艦にあおり運転を受けるわけです。いつでも撃沈してやるぞと言わんばかりです。途中であきらめて帰っていきましたが、日本としてはもう冷や冷やものです。当時日本とロシアは仲が悪かったのですが、実際翌年に日露戦争が起こり、さらにその翌年に日本海海戦が起こっています。その日本海海戦で日進と春日は再びオスラービアと相対します。数十隻VS数十隻という大艦隊同士の大砲撃戦なのですが、一番最初に沈んだのがあおり運転をしてきたオスラービアだったと言われています。砲撃を食らい過ぎて原型を留めていなかったようです。因果応報と言いますが、悪いことをすれば必ず回りまわって自分に返ってきます。うちの会社にあおり運転をするような人は、いないと思いますが、もしどうしても、しなければならない時は、熟慮に熟慮を重ね、戦略を練り、訓練を繰り返し、覚悟を決めて事に当たることが重要だと思います。一人一人が譲り合いの心を持って、より良い社会になっていけばいいなと思います。

以上です。

う~~~~~ん、ややうけ・・・くすくすといった具合。でも、この日会う人会う人に面白かったよと言って頂けました。感謝感謝です。ということでオスラービアの写真です。

(出典:ウィキペディア)(オスラービア)

砂の城(Netflix)を見てみた。ネタバレあり。イラク戦争について。

20211103

批評家の評価はいまいちみたいですね。私は大変良かったと思います。私の評価〇です。ネタバレあり。2003年に起こったイラク戦争が舞台です。2001年9月11日にアメリカ同時多発テロが起こり、イラクのサダムフセイン大統領は「アメリカが自らまいた種だ」という。アメリカはサダム政権はテロを支援しているとして非難。大量破壊兵器保有を理由にアメリカは戦争へと進んでいく。最後通牒として48時間以内にサダム大統領とその家族に国外へ出るよう通告。周辺国はサダム大統領に亡命するよう勧めるも従わず開戦へ。2003年3月20日イラク戦争開始。イギリス軍も加わる。米軍による空爆、地上部隊による侵攻。サダムフセインは逃げながら、国営放送を通じて自分は無事であり、徹底抗戦することを国民に訴えた。2003年4月9日バクダッド陥落。サダムフセインは地方へ逃げる。2003年12月サダムフセインの隠れ家の庭の地下に潜んでいる所を発見され、取り押さえらた。しかし結局いくら探しても大量破壊兵器は存在しなかった。というのがイラク戦争です。

(出典:なぜ戦争がはじまるのか)

映画では、学費のために入隊した兵士。もう帰還したくて、自分でわざと手の骨を折るような若者。それでも治療が終わり部隊へ戻される。移動する際も軍用車の機銃席は、真っ先に狙われるからと言って車内に乗り込む。ごく普通の若者。そんな彼の属する部隊が水道管修理が済むまでの間、給水車で危険地帯の村々を回り、住民に水を配るという任務を任される。武装集団に襲撃され、給水タンクに穴を開けられながらも、任務をこなしていく。水道管修理の為、現地の人を雇おうとしても全く人が集まらない。あるとき村の学校の校長の協力を経て、現地の人を雇い、水道管修理を進めることができた。しかしお金の問題ではない。もしアメリカ側に協力していることがバレたら、大変なことになる。ある日、朝その村に入ると、騒然としている。いろいろ人集めに協力してくれていた校長が逆さづりにされ、丸焦げで死んでいた。その校長の弟さんから情報を得て、夜、武装集団のアジトへ急襲する。その戦闘では、あんなに嫌がっていた機銃席に自ら座る。そして激しい撃ち合いに突入するという話。ここまででも十分映画として良かったという感じでしたが、それで終わりませんでした。

(出典:ネットフリックス)

次の日、再び現地の人が勇気をもって水道管修理に集まってくれるという心震えるストーリー・・・しかし水道管修理に集まってくれた人たちの中に昨日の報復にきた人が混じっていたというぞっとする話・・・自爆して大被害・・・生き残った主人公は司令官より本国へ帰還するよう言われるが、「残って戦います」と何度も食い下がる。強制的に本国へ帰らされるものの、その姿はもう学費をためるために入隊した学生の姿ではなかった。

備考

近くのレンタルビデオ屋さんが潰れてしまいました。確かに最近、私自身レンタル屋さんへ行くのも減って来ていたし、映画見るなら動画配信でいいやって思いますもんね。昔はレンタル屋さんで何時間も過ごしたもんでしたが・・・いや、つい、見たことある映画で感傷に浸ってしまうんです。レンタル屋さんの棚の間で何度泣き崩れたか・・・(盛るな!盛るな!)でも今はNetflix様様ですね。大変便利になりました。時代の流れにはどうしようもなく抗えないものがあるのでしょう。〇〇っていう映画ありますか?っていうと即座に案内してくれる店員さんがいて、どんな映画も詳しくて、レンタル屋の神だと思っていた人がいましたが、元気でやってるでしょうか?

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