呉を歩いてみたぞ!

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呉を歩いてみた

呉を歩いてみた!

お待たせしました。今回は呉についての記事となります。といっても私も訪問は2度だけですが。(2018年と2020年)呉というと言わずと知れた日本を代表する軍港となります。あの戦艦大和が建造されました。位置は広島市の南東約20kmほどの所にあります。

西欧列強に対抗するため、日本の国防力増強のため明治政府は横須賀、舞鶴、呉、佐世保の4港を軍港に指定し、鎮守府、海軍工廠が置かれ、軍港として整備されていきました。

今でも海上自衛隊の主要な施設があり、各艦船などの母港となっています。軍港は大抵、入り口が狭くなっている湾状の内側にあることが多いですが、この呉もそのような形状になっています。
大きな造船所が並びます。呉は港があって、道路があってすぐに山というような地形で、数年前の大雨では土砂崩れなどで大変な被害が出ました。それだけ、地形として奥行きがないというか、すぐに山になっているのに、大きな船を造るための造船所がいくつもあるのに驚きました。日本は土地が狭いから仕方がないのかな???大きな船の作り方としては、まず船首から作り、徐々に海側へ伸ばしていくそうです。だから徐々に伸びていく様子がまわりから見えて、成長していく生き物みたいとのこと。なるほど・・・

取材と言わせて(観光だろ!)

取材と言わせて(観光だろ!)

まず、呉に来ていろいろ見て回りたいでしょうが、まず最初に行くべきは、大和ミュージアムの広場にある銅像です。

一応私の中ではこの大和ミュージアムの広場にある銅像が呉の中心だと勝手に思っています。ポセイドンだと思っていたら、実はネプチューンだった。(正直どちらでもいい)このネプチューン像までくれば、一息ついてください。前を見ればでっかい潜水艦が宙を浮いています。ウキウキしますね。目を奪われますが、あとで行きましょう。右手には、ゆめタウンがあり、必需品はここで買うといいでしょう。きれいな女性自衛官も一杯買い物に来ていることでしょう。どきどきしますね。一回目はこのゆめタウンに駐車させてもらいました。(一応買い物もして)左手には大和ミュージアムです。中にはでっかい大和の模型があります。想像するだけでわくわくしますね。後ろを振り向けば艦船めぐりの乗り場があります。自衛艦が待ってます。ものすごい誘惑です。立っているだけで、引っ張られそうになります。むずむずしますね。またこの周辺には各自衛艦で提供されている海軍カレーを食べられるお店が数多くあります。もうヨダレと興奮が止まりませんね。とりあえず落ち着いて!ポセイドンを見て!ねっ!彼は落ち着いてますよ!ネプチューンだぞっ!もう走りだしそうになる気持ちを抑えて、深呼吸です。吸って、す~~~~~。吐いて、ふ~~~~~。どっちを向いても顔がニヤケてしまうかもしれません。周りの人に不審人物だと思われないように全力で、まじめ顔を作ってください。

落ち着かせるために、これは観光じゃない!取材なんだと心に言い聞かせます。

呉に住んでいる人はどうやってこの興奮を抑えているのか、不思議です。心拍数は常に高めで、きっと寿命は他地域に比べて短めなんじゃないかとすっごく心配になります。

え~~、呉観光に行くぞという方のために、各見どころを紹介したいと思います。

大和ミュージアム


ネプチューン像(大和ミュージアム前の広場に設置)
世界の中心がなんたらという映画がありましたが、私にとって呉の中心はこのネプチューン像です。ラッセンが好~~き~~~っていう芸人がいましたが、呉がす~き~ってここで言いたいぐらいです。(頭大丈夫か~~~)こら~~~ネプチューン像にスリスリするな~~~!!

火曜休館
入場料一般500円、高校生300円、小中学生200円
中に入るとでっかい戦艦大和の1/10スケールの模型が目を引きます。戦艦大和は全長263m、排水量64000t、乗員3332名、沖縄戦に向かう途中、坊ノ岬沖で米艦載機300機による攻撃を受け撃沈され、3000名が命を落としました。常設展と企画展があります。施設も大きく、十分見ごたえのある内容ばかり。じっくり見る人なら3時間以上はかかります。

海上自衛隊呉資料館(愛称:てつのくじら)


でっかい潜水艦が宙を浮いてます。その横の建物が入り口です。見学は無料です。潜水艦の中も入れますよ。潜水艦はその国にとって最高機密に当たる部分が多く、通常公開されないのですが、この潜水艦は一世代前の「おやしお」型でもう特に機密に当たる部分がない退役艦になるそうです。このでっかい潜水艦をクレーンで吊るしてこの場所に設置するのも大変な工事でした。史料館の中は、現在の海上自衛隊の活動や国際貢献の歩みなどが勉強できます。最後に宙に浮いてる潜水艦の内部に入っていきます。しゅっぱーーーつ(いや、進まないですが・・・)

呉艦船めぐり

呉湾艦船めぐり


大人1500円、子ども500円、所要時間35分。火曜休み。平日4便、土日祝5便運航。その他臨時便あり。呉は潜水艦基地でもあるため、潜水艦も見れます。どの程度艦船、潜水艦等が停泊しているかは、やはり運です。でも晴れた日、自衛艦がズラッと並んでいる姿を間近で見られたときは感動です。

呉入船山記念館(旧呉鎮守府司令長官官舎)

火曜休館。観覧料一般250円。現在の建物は1905年に建てられた。有名な人で言えば、南雲忠一中将もここの長官でした。立派な官舎です。坂の上の雲でもこの建物でていました。正面からみたら普通ですが、奥に伸びているんです。中は和室も立派で、洋室も豪華、同時に歴史も感じることができます。

灰ケ峰(はいがみね)

灰ケ峰(はいがみね)
標高737m。映画「この世界の片隅に」でも有名になりました。主人公のすずが嫁いだ先がこの灰ケ峰の中腹の家になります。映画の聖地巡礼をしたい人は多いと思いますが、灰ケ峰中腹の家は普通の民家になりますので、ご遠慮くださいとのことです。ということで、山道をくねくね運転しながら頂上を目指します。山頂へ着いたのはもう日が沈む寸前。眼下に広がる呉の街を夕焼けをバックに撮影。

(灰ケ峰山頂yよより撮影)

戦中、この灰ケ峰山頂には高射砲台があり、一般人の立ち入りは禁止されていました。映画でもこの高射砲台から米軍機への攻撃のシーンがありますね。すずさんは山の中腹から軍港を眺め、軍艦が入港したり、出航していく様子をここから眺めていたんです。いい夕日の写真でしょう。戦艦大和もここで建造されました。当時の人はどんな思いで大和の出航を見送ったんでしょうか。

アレイからすこじま

アレイからすコジマ
ここほど近距離で潜水艦や自衛艦等が見れる場所はない。逆に言うとここほど、狙うのに最適な場所はない。敵からすれば簡単に狙えるわけであるが、水中から狙うことを考えれば、どこも同じということもできる。ただ観光客にとっては最高の撮影スポットである。

(アレイカラスこじまより撮影)

この時はちょうど護衛艦「かが」が停泊していた。↑一番右の護衛艦がDDH184「かが」になります。ニュースでよくやってるあのヘリ空母ってやつですね。やっぱりどうしても上から撮影したくて、どうしたかというと、港町珈琲館から山の方へ上がると、アレイからすこじまの駐車場がありますが、降りてくる途中の串山公園に上って、そこから撮影しました。木の枝が邪魔してくれましたが、そこはうまく枝の隙間から狙いました。

(串山公園上より撮影)

運が良ければ潜水艦4~5隻、自衛艦7~8隻停泊しています。潜水艦近くから撮りたくて、岸壁の中に入ろうとしたら、警備の自衛官から静止されます。もうそれだけで心を撃ち抜かれます。さ、さすが・・・自衛隊員・・・がくっ・・・潜水艦の潜航深度は潜水艦にとって最高機密らしく、その最高深度はハッチの厚みを見れば大体予想できるそうで、停泊中すぐについたてで見えないようにして、ハッチを開けたらすぐにハッチにカバーをかけて、判別されないようにしているとか・・・すごい・・・

その他

造船所、海軍カレー、潜水艦、大和慰霊碑

お土産
ホテルはクレイトンホテルを利用。和洋折衷の大変おいしい料理を頂きました。そのレストランで給仕してくれたウエイトレスさんは大変かわいらしく、ロシアの女性。日本に嫁いできたとのこと。お土産の話ですが、ホテルで一番人気の大和を型どったサブレを購入。会社の皆にお土産です。

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