90(キュウマル)式対艦ミサイルSSM-1Bって何?!護衛艦ふゆづき見学

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護衛艦ふゆづき乗艦後すぐに目につきます。SSM-1B

護衛艦ふゆづきに乗船するとまず、最初に目にするのがこの斜めに配置してある円筒形の大きな物体。対艦ミサイルSSM-1Bだそうです。

設計 三菱重工業
全長 5080mm(ブースター付)
重量 660kg(ブースター付)
弾頭 260kg
射程 150km(推定)
推進方式 固体燃料ロケットブースター
     +ターボジェットサステナ
誘導方式 慣性航法装置(中途)
     アクティブレーダー誘導(終末)
飛翔速度 1150km/h

(参照:ウィキペディア)

(出典:岩清水)(対艦誘導ミサイル資料画像)

もはやロケットです。はじめ発射してブースターで加速していきます。次にブースターを切り離し、巡航速度を維持します。飛行高度は5~15m。海面すれすれを飛びます。速度が音速を超えると衝撃波で水しぶきを上げるのであえて、低速で飛ぶそうです。(亜音速帯)(シースキマー航法)
この低空飛行で相手艦艇はレーダーでミサイルを捕捉しにくくなります。同時に余りに低い為、鳥や波などに衝突するリスクも高くなるそうです。

低空でレーダーに見つからずに、目標の5~10km程度にまで近づくと、上昇(ポップアップ)してアクティブレーダーホーミング誘導へ切り替えて急降下(ダイブ)して目標を破壊します。近年ではCIWSや対空砲火回避の為、螺旋軌道を描いて突入するのもある。

(参照:ウィキペディア)

すごい重厚感。
自衛官がこのミサイル3億円です。と言っていた。なんかすごすぎて・・・確かに3億するのなら、きちんと目標に当たってもらわないといけません。
ポップアップは知ってましたが、まさか螺旋・・・警報が鳴り響き、レーダーで捕捉して、打ち方はじめ!ってなるまで、何秒?対空ミサイル迎撃失敗して、CIWS撃ちまくり・・・でそのミサイルが螺旋軌道を取ったら、第二弾や複数弾撃たれたらと思うとぞっとしますね。

※戦術として、10発程度は当たり前だそうです。「10向かってきます」とか言われたら、「ちょっと、一服してくる」って言いたくなりますね。実際はもっとすごいようです。飽和攻撃と言って、90秒以内に100発もの対艦ミサイルで集中攻撃し迎撃出来ないようにするそうです。

※ポップアップは低空だと相手の正確な位置が把握出来ないからだそうです。ある程度近づいてからポップアップし、上空からアクティブレーダー誘導で正確に相手を捉え突入します。

ちなみにCIWSとはあのファランクスです。対空ミサイルでの迎撃に失敗したら、艦を守る最後の砦です。3000発/分という勢いで発射されます。

PS今各国、軍事用のドローン開発に力を入れていますが、いつか、ハエみたいな小さなドローンが毒針つけて敵艦に侵入させることになるのかな・・・みんな、ハエたたき片手に艦内を右往左往したりして・・・笑い事じゃあないですね。・・・でもそうなると、でっかい軍艦持ってる国が一番強いとか関係なくなりますね・・・ロボットVSロボットで誰も死なない戦争があったりするのかな・・・軍事用ドローンに関してはまた調べて報告いたします。

兵器は、ほんのちょっとの差、スピード、旋回性、操作性、飛距離、レーダーの能力などほんのちょっとの差で自国の兵士の命を守れ、抑止にもなります。そのほんのちょっとの技術開発の為に、ものすごい税金が投入されるわけです。こういった競争は何千年前から繰り返されてきて、たぶん今後もまだ続くでしょう。技術はすごく進歩してますが、人間の中身は2000年前と、大して変わってないとか。本当に空しい競争ですね。

将来、専門家でもターミネーターみたいな世界になるという人もいるし・・・どうなることやら・・・ただ、シュワちゃんだけは敵にしたくないですね・・・とりあえずサインもらって、写真をアップしようっと。

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