補給艦「ましゅう」見学

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2019年11月17日

補給艦「ましゅう」。ましゅう型1番艦AOE。全長221m、全幅27m、基準排水量13,500t、主機ガスタービン2基2軸、速力24ノット、乗員150名

非常に大きいというのが第一印象。補給艦。護衛艦のようなかっこよさは無いものの、補給艦は艦船に燃料や弾薬を補給したり、食料やその他物資を補給する重要な役目を担っている。母港は舞鶴。2004年就役、護衛艦隊の直轄艦として配備される。2011年の東日本大震災に対し、災害派遣された。

↓内部はとても広く、きれい。大量の物資を運搬できるように通路も広い。

↓フォークリフトが3台・・・すごい、これ船内ですよ。

↑奥が見えないほど。冷凍庫です。

兵站について

有事の際は、莫大な食料、弾薬、燃料等がこの船で運搬されます。護衛艦などもこの船から横並びで燃料の補給を受けます。それにより大幅に活動範囲が広がるわけです。兵站の一翼を担います。戦闘地域へそれらを運搬すること、その仕組み、経路とその防御、兵の展開、衛生面などを兵站と言います。一般的には最前線への食料、弾薬の補給と考えればよいですが、その仕組み全般を指す言葉です。当然のことながら、兵站を軽んじて、戦闘の継続は出来ません。逆に言えば、この兵站さえしっかりしていれば、延々と戦えるということになります。しかし過去の戦争において、兵站を軽く見て、全滅した部隊はごまんとあります。分かってはいても、追い詰められると、真っ先に切られるようです。計画の段階から兵站無視の作戦もありました。会議で精神面の発言や、兵站無視の計画が出てきたら、もう無理と思った方が良いでしょうね。兵站こそ命です。補給幹線、後方支援とも言われますが、その補給路を断ち切るために、敵も死ぬ気で回り込んできます。後方と言えども安全なものではありません。命をかけて前線へ繋ぎます。 どれだけ補給が大事か。 この船はとてつもなく大きな役割を担っているわけです。

でもこの船、平時でも有事でも役に立つ日が来ないに越したことはありませんが、準備や訓練はものすごく重要です。

私が敵将なら、初期段階で沈めたい船ですね・・・

↑手術室まであります。でも緊急の場合は近くの病院までヘリで輸送することになるそうです。使用はしていないが、設備は揃っているとのことです。平時は確かに使わないでしょうね。

↑病室です。もう普通の病院です。

↑ぬり壁と呼ばれているそうです。

↑ベットがずらっと並んでいます。

↑海上で艦船に燃料を給油するためのホースです。横に並んで給油します。

↑特殊部隊員。万一、怪しい船に乗り込まなければいけないときは、彼が乗り込みます。一人じゃないでしょうが・・・「SNSに載せても大丈夫ですよ」って言ってくれました。ありがとうございます。すごい強そう・・・

ヘリポートもあり。

↑海のガソリンスタンドともいわれる。

↑前方に泊まっている船の操舵室より撮影。

大きい。物資も燃料も、食料や水、冷凍設備、医療設備、ベットもあってすごいです。護衛艦のような火器はありませんが、戦闘がないなら、たぶんこの船が最も快適に過ごせそうです。娯楽施設なんかあれば最高ですね。

(出典:防衛省)

↑並走しながら給油します。護衛艦にとっては、いちいち港まで戻らなくていいので、非常に効率的に活動ができます。

(参考:ウィキペディア、他)

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