佐世保へ行ってきた。セイルタワー、海軍カレー。針尾無線塔見学。台風接近!訓練で艦船が出払う!?

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2019/10/11に佐世保へ行ってきました。ちょうど台風19号が接近。佐世保はぎりぎり大丈夫かと思ったのですが、一番楽しみだった軍港クルーズが中止となり、さらには自衛鑑も訓練で出払っており、ほぼ主力級はおらず、おのずと一般公開も無いといった具合。とほほ・・・私が撃沈されました。

一応軍港と呼ばれるのは横須賀、呉、佐世保、舞鶴の4港で日本遺産に指定されています。米軍基地もあるので、遠くから米艦少し撮影出来た程度。ほんと、軍港に行って、艦船がいないというのは、軍港詐欺か!って突っ込みたくなりますね。さらに台風でクルーズも中止(クルーズは土日祝11:20のみです)・・・台風か・・・ニュースで日本各地相当な被害が出ているみたいですね。今回はしょうがないです。

海軍さんの散歩道ツアーに参加

事前に申し込んでいた海軍さんの散歩道ツアーに参加しました。参加者は7名ほど。元海上自衛官の方がボランティアで説明してくれます。9:20に鎮守府外線記念館に集合。金曜日限定のツアーです。このツアーで無いと防空指揮所は見学できないとの事です。このツアーでは防空指揮所がメインかな・・・

9:20集合➡鎮守府凱旋記念館➡下士官集会所跡➡海軍橋➡セイルタワー(史料館)➡地方総監部➡渡り橋➡防空指揮所・地下壕➡鎮守府正門➡くらま食堂(昼食:鎮守府カレー)➡海兵団庁舎解散13:00

以上のようなコースとなります。ツアーは一人3000円です。事前の申込が必要です。2km程度歩きますので、歩きやすい靴で!毎週金曜日開催。佐世保は昔は小さな村だったが、佐世保湾は外海との出入り口が一か所(幅750m)しかなく、水深が深い天然の良港であったため、旧日本海軍が1889年に佐世保鎮守府を設置したことから、軍港として発展してきたとのこと。

セイルタワーとは

旧日本海軍将校の宿泊、福利厚生施設だった佐世保水交社の建物(2階建て)の一部を利用して、現在は7階建ての建物として、資料館として無料開放されています。日清戦争~日露戦争~太平洋戦争~現在に至るまで、旧海軍と海上自衛隊の資料1300点が公開されています。ツアーでは1時間程度しか見れなかったので、ツアー解散後再び訪れました。7階建てで、最初はエレベーターで7階へ。佐世保港が一望できる展望フロアとなってますが、バイパス道路の屋根(750ほど:佐世保湾の出入り口とほぼ同じ)が出来て、港はかなり見えずらくなっています。

7F展望フロア 

6F佐世保鎮守府開設まで

5F日清、日露戦争

4F太平洋戦争

3F海上自衛隊

2F海上自衛隊

1F売店、特別展示

結構ボリュームあります。ツアーでは資料映像とか見る時間はありませんでしたが、午後に,もう一度行って、7階から1階まで資料映像じっくり見させて頂きました。でもまだまだ時間が足らない位でした。閉館ギリギリまでいたら、なんか、早く帰れ感一杯の職員の方にじろ~っと見られているような・・・まあ、でも無料ですのでぜひ!無料駐車場あり!☜コレ重要情報!駐車して別の所に行っちゃだめですけど。本気で見たい方は、7~1Fまでほぼ一日がかりですね。ちなみに館内、写真撮影禁止です。☜非常に残念です!

防空指揮所・地下壕

1942年に完成。本土決戦に備えて作られた。地下二階。総面積700平米。軍港周辺の見張り所からの情報を統括し、高射砲台の砲戦指揮を行った。当時の女学生が海軍の指示で10名ほど集められ、この防空指揮所で働いていた。親に勤め先を言うことすら禁止だったとの事。しかし敵機情報が飛び交い、緊張感のあった秘密の場所での仕事がとても誇らしかったとの事。

地下二階部分は浸水していて、入れなかったが水抜きして公開する事も検討しているとか・・・地下道は至る処に伸びており、いまだに地下を掘っていると新たに見つかることがあるほど、地下に張り巡らされているそうです。つくりは重厚で柱もものすごく太いです。ここであらゆる情報が集められ、防空の指揮がされていました。ここで働いていた女学生も国の為、必死で働きました。敵機の襲来情報を集め、必要な部署へ流すのに電話が鳴りやまなかったそうです。時間との戦いでした。

このツアー、昼食付きです。地方総監部内のくらま食堂で海軍カレーが食べられます。退役した護衛艦くらまの食堂にいるような内装。スチールのトレーに海軍カレー、サラダやフルーツなど盛り付けられ、気分はもう自衛官です。ちょうど自衛隊のお偉いさんも違うツアーに同行されてて、その挨拶も聞きつつ、おいしく頂きました。佐世保にいる間、いくつか違うツアーを見かけることがありました。佐世保市も観光に力を入れているようですね。台風でクルーズが中止になったのは、とても残念でした。しょうがないですが。護衛艦にしても訓練でいない時もあるので、こればっかりは運ですね。自衛隊だけあって、先の予定はあまり公開していませんしね・・・

この後、ニミッツパークへ歩いて行って、解散です。ツアーは以上となります。ボランティアの元海上自衛官が分かりやすく説明してくれます。個人的には歩きながら、いろいろ聞かせてもらった、ミッドウェー海戦の時の話が良かったです。あの時どうすべきだったか、歴史に「もしも」はありませんが、持論を展開して頂きました。ミッドウェー海戦についてはまた調査します

約3時間40分、親切丁寧な説明をしてくださり、ありがとうございました。

針尾送信塔、その他佐世保観光

ここからは個人的に行った所で、ツアーとは関係ありません。あしからず。

針尾送信塔

ニイタカヤマノボレという太平洋戦争開戦の暗号を送信した送信塔。国重要文化財に指定。135mの高さ。3本は正三角形に配置されている。1922年に完成。総工費当時の金額で155万円。九州では福岡タワーにつぐ高さ。日露戦争での無線通信の重要性を認識した日本海軍が建設に踏み切った。もう97年経つんですね。すごい。終戦後、子供らが中に入って登って遊んでいたとか・・・今は3か月に一度、電気の点検で3か月に一度業者が30分かけて上まで登るとか・・・鉄筋コンクリート製。中に入ると上までずっと空洞です。

佐世保観光について

佐世保観光へ行かれる方は、金曜日のツアー(いくつか種類あります)、土日祝日の軍港クルーズ、護衛艦一般公開を見て、空いた時間はセイルタワーっていうのが良いと思います。軍港の裏手が九十九島で観光地になってますので、そこもお勧めです。佐世保にはあのハウステンボスもあり、すごい観光資源いろいろ持ってます。佐世保観光ぜひどうぞ!

(参照:ウィキペディア、長崎新聞、他)

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