2019年6月 掃海母艦「うらが」見学に行ってまいりました。非常に大きくて迫力があります。はいチーズって隊員さんに写真取ってもらいました。ありがとうございます。一般公開の日って、あとの乗組員は、何しているのでしょうか?休暇?基地で会議とか??秘密の特訓とか・・・まあいいや・・・大砲があるのが自衛艦というわけではないのです。
機雷を除去するための軍艦を掃海艇と言います。海域の安全を図るための航空機や掃海艇の移動基地として燃料や物資の補給等を行う軍艦を掃海母艦と言います。海上自衛隊では「うらが」と「ぶんご」がある。この2艦の掃海母艦の他に24隻の掃海艦、掃海艇の計26隻で運用されています。
基本情報
日立造船舞鶴造船所にて建造、建造費297億円、母港:横須賀、1997年3月就役、排水量5650トン、全長141m、最大幅22m、最大速力22ノット、乗員170名、12.7㎜重機関銃M2配備、うらが型掃海母艦1番艦
艦歴
1997年3月 就役 横須賀に配備
2001年11月 パキスタンカラチ港へ。協力支援活動
2004年4月 シンガポール周辺海域にて西太平洋掃海訓練に参加
2005年8月 ロシア救難艇救助に派遣される。海上自衛隊初の国際救難任務
2005年11月 パキスタンカラチへ派遣、救援物資等、協力支援活動
2007年7月 新潟県中越沖地震で災害派遣
2011年3月 東日本大震災で災害派遣(4/18派遣)
2011年9月 ベトナムダナン港へ寄港。インド洋ポートブレアへ寄港。
2011年10月 ペルシャ湾にて米英日多国間掃海訓練に初参加
2012年9月 アラビア湾にて国際掃海訓練に参加
2016年4月 アラビア半島周辺にて国際掃海訓練に参加
2018年7月 陸奥湾にて機雷戦闘訓練、日米印共同掃海訓練実施
世界中回っているんですね。掃海艇って普段何しているか、あまり分からなかったのですが、訓練して航海して、災害派遣、国際協力・・・その間に整備等々、盛りだくさんですね。掃海艦の機雷除去ってなんか平和な感じがしますが、太平洋戦争後日本周辺には、日本側が仕掛けた55000、アメリカ側が仕掛けた11000の機雷が残っており、戦後も多くの船舶が触雷し沈没しました。(大戦末期アメリカ側はB29などの爆撃機を使って機雷を日本近海にバラまいていきます。米国による飢餓作戦です。)その除去のため、命がけで機雷除去にあたり、79名の殉職者が出たそうです。(朝鮮戦争時の活動も含む)
現在日本は、世界トップレベルの掃海技術と装備を持っており、掃海において各国から期待されています。大変危険な任務ですが、敵を殺さずに国際貢献できる掃海は、積極的に行ってほしいものです。
参照:ウィキぺディア、他