2019年8月 護衛艦ふゆづき見学
こんにちわ。けんけんです。今日は護衛艦ふゆづきの見学に行ってきました。曇っている為、大変過ごしやすく、快適に見学出来ました。けんけんってアシカだろっていうツッコミは置いておいて、話を進めます。就役は2014年ということで、新しい船ですね。
会場には陸上自衛隊の車両やら、痛車(というのかな???)とか、掃海関連のブース、自衛隊の衣装や帽子をかぶって撮影できるブース、スタンプを押すテント?とかあって、乗船する前にも楽しめるよう工夫されています。陸自の車両に座らせてもらいましたが、乗り心地はあまり良くなさそうです。
↑自衛隊山口地方協力本部の「めかっ娘3姉妹、山口美陸(みり)、美海(みみ)、美空(みく)」です。若い人にも興味を持ってもらうように、ゆるキャラを導入してるんでしょうね。もうひと方、「牛山さん」もいらっしゃってました。
掃海ブース
掃海艇のブースにいた自衛官としばらく話し込みました。この近海だけでなく、日本中に機雷があり、アメリカ軍からの情報をもとに、苦労して処理してきたことをおっしゃってました。地図には数えきれないほど無数の赤い点があり、その一つ一つが機雷で、見つけたら安全を確認後、機関砲等で爆破させたそうです。浮いているもの、水中を漂っているもの、海底に沈んでいるものなどいろいろとあるが、もう日本近海では、ほぼ無いだろうとの事。例え見つかったとしても信管は腐っているので、爆発はしないだろうとの事です。終戦前アメリカ軍がB29などの飛行機でどんどん海に機雷を落としていったそうです。私が住んでいた地域の海にも一杯赤い点が描かれており、いかに大量の機雷が落とされたか、どれだけ危険な海域だったか、思い知らされました。ちなみに飛行機から落とすので行き過ぎて陸上や山間部にも落ちたそうです。
自衛官にお礼を言って、掃海ブースを後にしました。いよいよ護衛艦ふゆづきに乗船です。乗る前に手荷物検査があります。
護衛艦ふゆづき基本情報(参照:ウィキペディア)
種別 あきづき型汎用護衛艦
建造所 三井造船玉野事業所
母港 舞鶴
建造費 726億円
就役 2014年3月
排水量 5100t
全長 151m
乗員 200名
ふゆづき 兵装、その他 (参照:ウィキペディア)
62口径5インチ単装砲×1基
高性能20mm機関砲(CIWS)×2基
90式SSM4連装発射筒×2基
Mk.41 Mod29 VLS(32セル)
HOS-303 3連装短魚雷発射管×2基
搭載機 SH-60哨戒ヘリ
↑なんか人形が縛られてました。なんに使うのかな???訓練用かな・
⇓途中、掃海艇とすれ違う。皆、手を振ってくれます。あれ、掃海艇にも一般人が乗ってる。いいなあ、動いてる自衛艦に乗れるなんて・・・関係者?家族かな??
⇓対艦ミサイル、対潜ミサイルの発射口、同じ発射口が使えるんですね・・・護衛艦にとって一番の敵は潜水艦ですか?と聞くと「潜水艦はライバルです」とのこと。「強敵」と書いて「友」と読むような感じ・・かな・・・違うか・・・これらの蓋がぱかっと開いて、ミサイルが射出されます。
↑こんな弾が飛んでいきます。非常に重いです。30kgあるとか・・・後ろで自衛隊員が抱えているのが薬きょうです。この薬きょうの中に火薬が入ってて、爆発することで弾頭を打ち出すんですね。発射されたあと、空になった薬きょうはゴロンと排出されます。基本的には警官の持っている銃だろうが、戦車だろうが、弾道ミサイルだろうが、要は一緒です。(弾道ミサイルはすこーし違う。)
ヘリの格納庫にいた自衛官は、通常の担当はレーダーで対空警戒を行う部署にいるそうです。護衛艦というとミサイルとか攻撃手段に注目しがちですが、相手をいち早く見つける対空警戒も非常に重要な任務です。レーダーに関してもしっかり見ていかなくてはいけないですね。全体通して約2時間位、じっくり見学させてもらいました。しっかり説明して頂き、本当にありがとうございました。一個一個の兵装に関しては、また書きたいと思います。では!